『いいのか?』

『…うん。わたし には いらない【モノ】だから…』

『…分かった。お前が目覚めるまで居てやるよ。』

『……ありがとう。』













Trip!!〜27〜













「っあ゛ー!!!!」


喉に潤いが無いまま思い切り叫んだ。
その反動で体が起き上がる。





…起き上がる?





「っはぁ、はぁ…」





焦点が合わないまま辺りを見渡す。
今さっきとは逆に白い。





『久しぶりね 。』





白い ----





「ぁりす…」





彼女が其処に居た。

























『ちゃんと呼んだのに。なんで直ぐ来なかったの…?』

「…いや、無理だかr…すみません。ごめんなさい。」


「口応えなど許さない。」というような威圧感。
何処まで女王様なんだよこの子!!
呼ばなかったら、あんな目に合わなくて済んだのに。










の所為で両目が無くなってしまった…』










「…。」


あの時、ウチは可笑しかった。
あの時だけじゃない…オズの妹が居る学校に行った時もそうだ。










『貴女がやっているアレのせいで…≪私≫が出て来れるってコト。』










ウチが思い留まる≪記憶≫に触れる度に可笑しくなってしまう。
このまま続けたら本当に…















 コ ワ レ テ シ マ ウ -















。』




















髪の毛を引っ張られた。


「痛いから。抜けるから。」

『私を無視するの?』

「…すみません。ごめんなさい。」


…コレは後で考えよう。
今はこの子の相手をしないと…殺される。
確実に。

























「あー…申し訳無いけど、ジャックさんは見つかりませんでした。」


ずっと床でお話しする訳にはいかないので、前にアリスちゃんと対談していたテーブルでお茶会が始まった。
…前と違うのは、アリスちゃんの隣りにチェシャ猫が居ないだけ。


『…そう。』

「ごめんねー。コッチも其れどころじゃなくてさぁ〜。」


少しだけ頭が下がるアリスちゃん。
出来るだけショックの無いようにしようと思うが…難しいな。うん。










どんなに頑張っても…










いつだって










無力のまま終わる ----










『早く。』

「 ? 」


急に顔を上げたアリスちゃん。
何が「早く。」なんだ?





『私を楽しませてよ。』





「………あ。」










すっかり忘れてた。










「コノ子 忘レテイタヨ 絶対」

「キャハハ !!」










…この人形共を握りつぶす……いや、敢えて蝋人形にしてやろうか?










「わ、忘れてないからねっ!! ちゃ〜んと用意してきたんだからねっ!?」


これ以上、沈ませる訳にはいかない。
だからと言って…用意はしていない。
どうしよう…





「あ、遊ぼうかっ!」




外見年齢・約 中学生に何言ってんだ?(←自分でも笑える)


『あそぶ…?』

「そう! 例えば…鬼ごっこ……とかぁ?」


なんと幼稚な遊びなんだ。
でも喰い付いてきたみたい。


『なぁに、それ ?』

「至って簡単! 一人が鬼に…追っかける人になって、逃げ回る人を捕まえれば良いんだよ。」


そして捕まった人が鬼と交代して逃げ回る人を捕まえる…の繰り返し。


「其処らへんの人形も混ざってさ。…やってみる?」


一通り説明をして、アリスちゃんに聞いてみる。
コレで却下だったら…花一匁とか、だるまさんが転んだ…とか。
遊びと言ったら基本、コレだろ?


「アリス ドウスル ?」

『…やってみる。』


ぅおー…以外すぎる。


「じゃぁさ、結構な人形がいるから、鬼が増えるようにしようか。」


俗に言う「増え鬼」、「増殖鬼」、「ゾンビ鬼」。
全員が鬼になったらお終い。


「ウチが鬼になるから、みんな逃げてね〜。ウチは十数えたら追っかけるから。」


そう言って目を瞑り、数を数え始める。


「アリス 行コ !!」

「アノ子 ニ 捕マルト 【オニ】ニ ナッチャウヨ !!」










こうしてメルヘンチック(人形キモいけど)な鬼ごっこが始まった…

























「おー…頑張れー…」


キャイキャイ騒ぐ部屋。
人形達も鬼になってどんどん増える。
増え始めてウチはスローペースになる。
だって考えてみて?





二日酔い抜けて無いんだからさ。





まぁー元々、体力無いし?
走るの嫌いだし?
だから只今、休憩中。


「ふぅ〜。みんな元気でなによりだ。」


…ちょっと語ってます。




















『捕まえた。』




















突っ立っていたウチは、後ろから抱き付かれた。


「ウチは最初っから鬼やった……」


其処でウチは気付く。





…可笑しい。





だってアリスちゃん以外の人間はウチだけ。





そしてアリスちゃんは…










遠くで走り回っている。











じゃぁ…この両手は……?




















ダ レ ノ テ ---- ?




















『捕まえた… ……』




















後ろを向くと、さっきの姿の兄様に抱きしめられていた……





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あとがき

--- 此れは…一種のホラーである。(笑)

お久しぶりです。
12月半ばから放棄していた私です。(違)
課題制作もあったんですが、1月中旬に後期試験があったので、其処までチョットばかし休止してました。
…試験前にKHのBbsしてた私が通りまーす!(阿呆)
そして明日(2010年1月31日 現在から見て)、運命の結果発表があります。
追試無いと良いな〜(内心ドッキドキ)

今回、何故か白アリス登場。(え)
流れ的には…
白アリスが呼ぶ → 何故か空間逸れた → 兄登場 → 白アリスの下へ
ですね。
久しぶりなので、今どうなっているのかが分かりませんでした。(笑)

因みに私、氷鬼が好きです。(聞いてない)
ある程度逃げて、捕まって、休憩。(最悪だ。)

最初の会話の相手は主人公と…前回、出て来ました。(これまた会話のみで)
いつか出します。
…という事で次回、主人公はどうなるのでしょうか!?

乞うご期待!!