長女が暴走してます。
Trip!!〜24〜
「アリスさん、何をそんなに むくれて いらっしゃいますの?」
「うるさい。私はいつも通りだぞ。」
今さっきの事など無かったように話すシャロンちゃん。
てかアリスちゃん、手袋付けたままでよー食べるな。
ブレイクさんが「役立たずデス。」と、いらん事 言うから再びハリセン発動して撃墜されてるし…
……。
倒れている……
(…………)
ドス。
「……何してるんデスカ。」
うつ伏せになっている所にウチはマウンティングポジ……げふん!
ブレイクさんの腰辺りに跨った。
「…いや。なんか勝ったような気持ちになれると思って……。」
実際…なんか清々しい。
背中をペチペチ叩いてみた。
「あー…なんか『勇者はラスボスを倒しました』的な感じー。」
「言っている意味が分かりませんヨ。」
「二人共、何をしていますの? アリスさんの悩み事を聞きなさい…。」
ニッコリと笑っている筈なのに…後ろの黒いオーラが ばっちし見えています。
相談者のアリスちゃんも動物的本能で縮んでるし。
ブレイクさん、ゴメン。
ラスボスは彼女でした。
「えー…(つまり其れは…)」
初めての感情に戸惑っている様子デスネ。
「…プ、フフフ……」
一緒に話を聞いていた 君なんて『ソレ』に気付いて笑い堪えていますし。
「ス・テ・キ…v」
コツンと何かが当たったと振り返ればお嬢様が眼を輝かせていたり…
完全に乙女スイッチが入ってしまった。
「ッフ…その悩みは助言しにくいと思うなー。」
「アリスちゃんが其れを受け取れるかの問題だしー。」と 君がやっと落ち着いて話すが…残念ながらあの二人には聞こえていない。
「あの二人には聞こえてませんヨ?」
「いやー…うん。知ってる。」
「どうせウチにカウンセリングなんて出来んからね…」とオズ君達の方へ行こうとしたら、お嬢様に肩を掴まれた。
君の独特な服の肩が異常に皺が寄っているなんて…
きっと私の気のせいですネ。
「いや、ウチ、相手を想う感情系のお話は合っていないみたいで…」
「では私とブレイクが「え、私もデスカ?」…ええ、勿論ですわ。私達がアリスさんと さんに…「私は別にお前達の…!?」」
急に落ち込んだ事にビビっている。
落ち込んだ理由は名前を呼んでくれないとかなんとか…
「へーそうなん?」
今気付いた人がいる。
「あー…ウチ、些細な事とか気付かん人やけ。」
「大雑把な人ですネ。」
「あー…よく『お前は俺等より男らしい。』っち言われる。」
「特に下ネタとか。」とニヤニヤする彼女はやはり変態。
「いけませんわ! 試しに二人共、『シャロンお姉様』と呼んでみてくださいな。」
「「え゛」」
「先日 決めましたでしょう? 私が長女、アリスさんは次女…そして さんが三女という設定を……」
その事を思い出す二人は青褪める。
「今其れを使うな!」
「コイツ覚えていやがったー!!!」
一人は指を指し、もう一人は頭を抱えて?いた。
「アリスさん、お姉様に指を指してはいけません。 さん、貴女は…
一からお勉強をしましょうね ー?」
君がもっと青褪めましタ……
「シャロン…お姉様…?」
「聞きましたかブレイク!! 本当の妹が居る気分ですわっ!!」
アレからアリス君と 君を無言の圧力によってお嬢様の呼び方を強制された。
お嬢様のヴィジョンがどんなのかは分かりませんが、
「何処をどう見ても若い子にちょっかい出したがるオバサンにしか見えませんから。」
後一年で死ぬより、出血多量で死ぬ方の確立が高くなってきた今日この頃。
「さあ、次は さんv」
アリスちゃんのあの言葉で興奮アップしたシャロンちゃんは、矛先をウチに向けた。
「あー…えっと…シャロン……」
さあ言おうとすると照れ臭い。
だって『お姉様』って…何処ぞのマリア様?
「ちゃんと言ってください。」
「えと…………////」
ぼんっ
恥ずかしすぎて赤くなってると思う!
やっぱ無理だ。
「も…無理……」
身長がちょーーーーーーっと低いから顔を上げないといけなくて、そのままシャロンちゃんを見た。
「……わ。」
「「 ? 」」
顔を下げたシャロンちゃんにウチとアリスちゃんは不思議そうに見ていた。
「ありですわっ!!」
「ヒィッ!?」
両手を掴まれ、急に顔を上げた顔はと言うと眼がキラキラで、その眼でウチを見る。
「許します! さんの設定はやはり其れで行きましょう!!」
「はぁ?」
「変態なのに肝心な時には乙女! 貴女にしか出来ませんわ!!」
「今さっきのは良かったです!」とはしゃぎ始めたお姉様をウチ等は止める事は出来ない……
誰か…助けてください。
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あとがき
予告を裏切るのが私です。
先日、県内 暴風の中を学校登校の為に歩いて腰が痛いんです。
前もクラス内で面白い事があって笑い過ぎたら右肘が痛くなりました。
「何処の爺か?」
とツッコまれましたが…
「其れを言うなら婆だ!」
とツッコミ返しをしました。(笑)
今回は『ブレイクの上に乗ってみたかった』と『姉妹ネタ』をしたくて書きました。
本当はもっと書きたかったのですが、上記の通り、腰が痛いので…スミマセン。
次回こそは小父様出てきます。